花山車

祭りの際、様々な飾りをして引いたり担いだりして廻る屋台の事を山車(だし)といいます。真鶴の山車は花山車といって万燈型の手指し(手で持って歩く)の山車で、かつては大真榊(おおまさかき)に垂(しで)・注連縄(しめなわ)を懸けた物から徐々に進化、装飾化されたものと考えられます。屋根の先端には鳳凰が取り付けられ、屋根からは、細く割った竹ひごが四方八方に出ており、五色に彩られた蝶が飾られます。神霊の依代として、また露払いとして道を清める役割を有し、重さはおよそ60キロ以上、形状も不安定な上に重いので、力自慢の者も練習に練習を重ね貴船まつりに臨みます。
山車写真